飛鳥時代に作られ、法隆寺にて保管されている国宝の厨子(仏像を安置する両扉の箱)“玉虫厨子”の復元プロジェクトを追いかけたドキュメンタリー。かつては玉虫色に光り輝く仏具だった玉虫厨子も、歳月を経たことでその美しさが徐々に失われつつあった。国宝再建のため、現代の宮大工たちが「玉虫厨子復元チーム」を結成、資金調達や玉虫の羽の収集にまでいたる情熱と苦悩の日々が始まった。三國連太郎がナレーションを務める。